第16回:@カードローン‐法改正でローンのおまとめがしにくくなる?

カードローン・コラム

16. 法改正でローンのおまとめがしにくくなる?

複数の金融業者からの借入れをしている方は、毎月の返済の管理が色々な点で大変ですね。
金額面では1件ごとの借入れに対して金利が加算されること、借入れ先によって返済期日がまちまちの為、忘れないようにそれぞれに対応しないといけないこと、それに返済の仕方なども一様ではないので、管理が大変なことなど、自分が借入れをしたのだから当然の義務とはいえ、主なものを挙げてみてもその大変さがうかがえます。

借入れ件数が多いことによる管理の大変さを解消する手立ては何かないかと考えた時、頭に浮かぶのは各金融機関が提供する「おまとめローン」です。
おまとめローンとは、その名の通り、複数の金融業者からの借入れを一本化してまとめることです。
3社の金融業者からの借入れが合計で100万円あるとした場合、1社のおまとめローンで100万円を借入れし、3社からの借入れを全て返済しておまとめローンの借入れ先に100万円の返済をしていくことになります。
3社の借入れを1社に借換えすることで、金利、返済期日、返済方法など、複数の借入れの際に大変になることとして先述した要素は、返済の一本化によって全て解消されることとなり、負担は大きく軽減されます。

このように考えていくと、おまとめローンは複数社からの借入れを抱える方にとって、いいことずくめのように感じられます。
借換えの為の利用にも対応できるよう300万円、500万円と大口の融資も可能となっているカードローンは様々な金融業者から提供されています。
おまとめローンとしての用途に特化して提供されている金融商品も多数あるので、各社の利用条件をよく比較検討し、自分に合ったおまとめローンを利用すると良いでしょう。

おまとめローンの利用において、一点気になるのが2006年に公布され段階的に施行が開始されている貸金業法の改正です。
改正貸金業法に新たに盛込まれている条項の中に「総量規制」というものがあります。
総量規制とは、全ての借入れの総額が100万円を超える場合、もしくは一社の借入れが50万円を超える場合には、源泉徴収票など年収がわかる資料の提出が義務となること、そしてもう一点、借入れの総額が年収の3分の1を超える額の貸付は原則として禁止されるというものです。
おまとめローンを検討するほどの複数の借入れを抱えている場合、借入れの総額は50万円では収まらないことがほとんどではないかと思われます。
総量規制が導入されると、一社から50万円を超える借入れは原則としてできない為、おまとめローンで返済を一本化することはできなくなるのでは?という不安が持ち上がりますが、実際にはどうなのでしょうか。

総量規制の導入は、改正貸金業法の第5次施行からの予定となっているので、2010年の6月までには開始されることになります。
これを受けて金融庁では、総量規制の対象としない貸付項目を検討しています。
対象外となるものには、現時点で事業用資金の借入れや有価証券を担保とするローン、住宅ローン、マイカーローンなどが挙げられており、おまとめローンも借り手側が一方的に有利な借換えである場合という条件付きで総量規制の対象外とする方向に進んでいるようです。
「借り手側が一方的に有利な借換え」とは、借入れの為の追加担保や保証が不要で、おまとめローンの利用によって利用前よりも返済額の負担が減る場合を指しています。
また、銀行からの借入れも対象外となる予定です。

こうしたことから、審査基準は他の借入れよりも厳しいですが銀行のおまとめローンの利用と、他の貸金業者のおまとめローンであっても、借入れによって負担が軽くなる契約であれば総量規制の対象とはならないことになります。
個々の借入れ状況と、おまとめローンの利用によって返済状況がどのように変わるのかをよく考えた上で、各社の利用条件を比較検討することが重要となります。

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