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会社を興すというと、これまでは人生の一大事であるようなイメージがありました。
会社を持つ為には、相当の資金と人脈、そしてビジネスを進めていく為の知識やノウハウ、会社経営に必要な労務関係の法律などの知識が求められます。
人を使う場合には、雇った人との間でうまくコミュニケーションをとっていく為の素養も経営者には必要となります。
ですが、これは一昔前の会社設立に対するイメージです。
もちろん株式会社などの規模の大きな会社を興すという場合には、先述したようなイメージは今でも同じものです。
会社を興すという誰にでも気軽にできるわけではないとされていたものが、近年では起業のスタイルが多様化したことにより、ハードルが低くなってきている傾向があるのです。
その理由は会社法の改正がひとつとして挙げられます。
従来の会社法では、会社を興す際に1,000万円の資金が必要と定められていました。
改正後の会社法では、この最低資本金制度が廃止され、1円の資本金でも会社設立が可能となったのです。
これにより普段は会社勤めをしている方が週末を利用して自分のしたいことで起業するというスタイルが可能になりました。
とはいっても、果たして本当に1円で会社を興すことが可能でしょうか?
定義上は資本金に定めがなくなった為、1円の資本金で開業することは可能です。
しかしそうはいっても、登記の為の費用や、起業の仕方や分野によって差はあるものの、運転資金もある程度は必要となるでしょう。
国民生活金融公庫総合研究所で行った統計調査によると、会社を興す為に必要な資金総額の平均はおよそ1,350万円だったそうです。
さらにこの内訳をみてみると、およそ3割が自己資金、肉親からの資金援助などによるものが約2割、そして残りの約5割がビジネスローンなどを利用した金融機関からの借入れとなっています。
こうしてみると、新規で会社を興す方にとって、金融機関からの融資はとても大きな割合を占めるものとなっていることがわかります。
元手を必要としない起業であれば別ですが、相当の資金を要する場合、まず考えるのは国民生活金融公庫などからの公的な融資です。
公的融資は金利がとても低く設定されているのが魅力ですが、その分融資の為の審査や手続きに結構な時間が必要となります。
資金調達にどれだけ時間がかかっても良いというのであれば有効な手段ですが、ビジネスにはタイミングというものがあります。
それを逃さない為に早急に資金を用立てる必要がある場合もあるでしょう。
そういった場合に有効な手段として考えられるのがカード型のビジネスローンです。
ビジネスローンは提供している金融業者により様々な特徴があり、担保が必要なものもありますが、不要としているものもあります。
金利も借入れが高額であるほど、わずか数%の違いも大きい為、少しでも低利なものを利用したいところです。
ビジネスローンの金利は、低いところで6%程度から高くても18%程度で数千万単位での借入れが可能となっています。
3,000万円ほどの借入れでも、原則担保不要としているものもありますので手軽に利用できるといえるでしょう。
ビジネスローンを利用して起業する場合には、いくつか気をつけるべき点があります。
様々な金融業者がビジネスローンを提供していますが、中には既に運営している企業の事業資金としての使途のみに利用でき、開業資金の融資は行っていないものもあります。
その為、申し込みの際には、必ずしっかりと利用条件を確認する必要があります。
また、代表者の個人保証が求められる場合が多い為、代表者となる人の他社での借入れ状況は良い状態にしておくことも重要となります。
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