第10回:カードローンは長期の大型融資以外でも利用できます

カードローン・コラム

10. カードローンは長期の大型融資以外でも利用できます

カードローンとキャッシングの違いについて述べた項でもお話をしたように、カードローンのそもそもの定義は、住宅ローンや自動車ローンといった大口の融資を受け、その後契約に基づいて所定の金額を毎月分割で返済していくというものでした。
ですが近年では、より生活に密着した多彩な金融商品が様々な金融機関から提供されており、小口の融資にも対応するカードローンも登場し始めています。

反対に小口の融資を短期で受け、一括返済するものという定義だったキャッシングも、利用可能な限度額が引上げられ、大口の融資にも対応可能な商品が登場しています。
数万円程度の小口融資は、これまでキャッシングの独壇場であった感がありますが、先述したようにカードローンとキャッシングの明確な区分けがなくなりつつある近年では、カードローンを上手に使いこなすことで、生活にゆとりを持たせることも可能となっています。

様々なローン会社で扱うカードローンの金利には結構な幅があり、銀行系のカードローンであれば7%前後、高いところであれば25%を越えるようなものもあります。
ですがこうした金利は、数回に渡って分割返済をする場合に関係してくるものです。
小口の貸付を受け、短期間のうちに返済する場合には、金利が低い、高いといった考え方は少し変わってくることになります。

そうしたカードローンの便利な使い方について、具体的に例を挙げてみることにしましょう。

たとえば急にお金が必要になったけれど、予定をしていなかったのでお財布にあまり現金を入れていなかったということがあります。
よくありがちなのが、勤め先で飲み会の話が持上がり、盛上がってその日のうちに実際に行くことになるというケースです。
早い時間帯に決まれば銀行のATMも開いていますが、残業で遅くなってから決まった話になると口座からお金をおろすのには所定の時間外手数料を支払わなければいけません。
口座を開設している銀行のATMでなく、コンビニのATMなどを利用するのであれば、他行からの引き出しになり、さらに手数料は高くなります。

銀行の預金引き出しにかかる手数料は、105円から210円です。
一回あたりの金額をみればそこまでではありませんが、これを何度もとなるとチリも積もれば..ということになってきます。
ここで登場するのがローン会社のカードです。

一度の飲み会に行く為に必要な金額だけを借りるのであれば、週末などで盛上がり、二次会、三次会と続いてタクシーで帰宅することになっても2万円もあれば大抵は足ります。
そこで金利が15%のカードローンを2万円で利用した場合、返済額はいくらになるか計算してみましょう。
返済は仮に1週間(7日)後とします。

金利の計算は、借入れ額×金利×借入れ期間÷365日で算出できますので、
2万円(借入れ額)×15%(金利)×7日(借入れ期間)÷365日となります。
上記の計算から求められる金利は57.5円、約58円です。
自分の銀行口座から時間外、あるいはコンビニATMを使って預金を引き出す場合の手数料と比べてどうでしょうか?
圧倒的にカードローンを利用した方が安いということがわかると思います。

カードローンにはこのような使い方もある為、いざという時の為にコンビニATMで借入れや返済ができ、年会費も無料のローンカードを1枚持っておくと便利です。

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